企業理念

Philosophy

ヒューマングレイスが目指すのは、
不便さが楽しい安全な暮らしと豊かな社会です。



ヒューマングレイスのホームページにアクセス頂きありがとうござます。

当社が目指す、不便さが楽しい安全な暮らしと豊かな社会とは何でしょう? 
安全な暮らしと豊かな社会、これは文字通りなので説明不要でしょう。しかし、不便さが楽しいというのは、企業の理念としては、いささか不思議な気がすると思います。

便利さということの象徴として携帯電話があります。 試しに携帯電話を持たずに待ち合わせをすることを想像してみてください。携帯電話が無いので待ち合わせは前日に家の電話なんかで「午前10時に渋谷駅のJR改札の前」といった約束をして行うことになります。 これでは当日に突発的に電車が遅れた、寝坊した、体調を崩したというアクシデントが発生すると、途端に約束を守れなくなってしまう可能性を孕んでいます。

携帯電話が普及した現代であれば、その都度相手に連絡を入れれば事足ります。大変便利な時代になった一方で、ハラハラ、ドキドキする思いを味わえなくなってしまいました。毎回アクシデント続きでは困ってしまいますが、これが偶にであれば意外と楽しいものなのです。 今の世の中で、こんなことをやろうとすると相当に余裕がないと出来ません。 つまり不便さを楽しむには余裕が必要なのです。

テクノロジーが発達し、世の中はどんどん便利になっていきます。 一方で昔よりも余裕のある生活になっているかというとそうとも限りません。このテーマを考えるうえで当社として大切にしている言葉があります。

それは、ワンチャラ・ウィチョニという「一度きりの人生」を意味するネイティブアメリカンの言葉です。ネイティブアメリカンの名付けに対する感性は独特で、ダンスウィズウルブスという映画では主人公が「狼と踊る男」と名付けられます。 このことは、とても興味深く、名付ける対象の好悪はどうあれ、名付ける相手の特徴や、あり方を掴むことで名づけを行っている結果です。 それはすなわち、まずは心に余裕を持ち、人として尊重し認めることから始めるという証でもあります。

当社は、人生が一度きりのものだからこそ、結果だけでなく過程を楽しむ余裕が大切だと考えています。 そのためには、従業員とそれに関わる家族の人生を尊重し、人生の大半であろう時間を捧げてくれる仕事をどうすれば好きでいられるか、楽しめるのかを真剣に考えていかなけれなりません。 しかしながら「楽しい」の定義は、人それぞれ、それこそ無数にあり答えなど簡単に出せそうにありません。

だからこそ、我々は自身も含め、人々の「楽しい」を知るために日夜、人を知り、技術を学び磨き続けています。 そして、日々の学びで得た叡智を駆使して人々の「楽しい」を一歩ずつ実現して参ります。

そうした社会を目指す第一歩は、ネイティブアメリカンの例を用いて言えば、人を尊重し、認めることから始めていかなければならないと感じています。

このような想いから、およそIT企業を連想出来ないであろう「人の尊厳」を意味するヒューマングレイスという社名を掲げ、地名としてはこの世に存在しない、けれども多くの人を惹きつける湘南の地で起業致しました。

ヒューマングレイス。 それこそが当社のあり方なのです。

2016年5月
株式会社ヒューマングレイス
代表取締役社長 佐藤 義則

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